先日はETF上場投資信託の中から、
人気と思う10銘柄をピックアップして
カンタン比較&ご紹介しました。
↓ ↓ その記事はこちら。

今回は、その中から「高配当株式3銘柄」に絞って、
もう少し詳しくご紹介したいと思います。

ETFにどんな種類や銘柄があるか何となくわかったけど、
じゃあ実際に選ぶとなったら、もう少し情報が欲しいゎね

ですよね。(*´ω`*) なので、まず年4回の配当が
魅力の高配当株3銘柄を比較検討してみましょう!
VYM・HDV・SPYDの違いはどこ?
ひと目でわかりやすいように、モーニングスターの
ETF比較機能を使って比べてみました。
まず、配当が年4回、3,6,9,12月に出るのは同じです。
信託報酬も、若干の差はありますが大差はありません。

直近の分配金利回り(配当)を見ると、SPYDが一番ね
そうなんです、この配当の高さでSPYDは人気です。
ただ設定日を見てみると。。。

あら。SPYDって一番歴史が浅い。。。

さすが、maoちゃん!いいところに気がついたね!
SPYDは実は2021年、今年でやっと5年なんです。
そのため、5年の平均分配金利回りや株価上昇率、
分配金平均増配率がまだ出ていないんですね。

これからの動きを見ながら、投資するのがいいってことね

はい。初心者はとくに慎重に、高い配当金率だけを見るのではなく、
様子を見ながら検討するのがいいと思います
たとえばVYMは配当金は一番低いですが、
株価の上昇率や分配金の増配率がトツプです。
株価が上がるということはキャピタルゲインが狙えますし、
増配率がいいということはインカムゲインの面でも
おいしいということです。
「キャピタルゲイン」とは、株式や債券など保有している資産を売却することで得られる売買差益のこと。たとえば株価30万円で購入した株式が35万円になったときに売却した場合、差額5万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。
「インカムゲイン」とは、資産を保有していることで得られる収益(利息や配当など)のことです。
また、VYMとHDV、SPYDは同じ高配当株式と言っても、
その構成銘柄に違いがあります。
表の最後にも入れましたが、
VYMは構成銘柄数が406と一番多く、
「大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄」
を重点的に入れています。
HDVは銘柄数が74と一番少なく、
財務状態の健全な「米国の有名、優良企業の株式」を選んでいます。
SPYDはS&P500指数の採用銘柄のうち、
「高配当利回り上位80社」を選んで構成しています。
以下は、構成銘柄におけるセクター(業種や各テーマ)
の割合です。
VYMは金融が一番割合が高く、
消費財やヘルスケアなどに幅広く分散しています。
HDVはエネルギーが一番多く、通信や生活必需品
にもバランスよく分散しています。
SPYDは一番比重が高いのが不動産です。
これを、暴落時のリスクと捉える投資家もいます。
実際にそのときが来てみなければわかりませんが、
リセッション(景気後退)や暴落時が不安な初心者は、
熟考が必要かもしれませんね。
注!)コロナショック時、SPYDの下落率はNo.1でした。
配当を重視した銘柄が多かったのが要因と言われています。

配当の高さは魅力だから、余裕資金で
少額から投資してみるのはいいかもね

いずれにしてもいろんなところで言われるように
「投資は自己責任」なので、よくわからないものに
納得しないまま投資するのだけは避けたいですね。
次は、個別株の銘柄構成です。
VYMとHDVは重なる銘柄もありますが、
SPYDは全く構成が違うのがおもしろいですね。
独自路線を行っているという感じです。
最後に、過去10年の基準価額のチャートも見てみましょう。
VYMが一番長いだけあってなだらか、
HDMは初年度からの上昇が順調、
SPYDはまだ5年間のチャートしかありません。
因みに灯凪田テイルはVYMに投資しています。