前回は、米国高配当株式ETFのVYMから
配当金が出たお話をしました。

約24,600円、年4回合計で98,400円は嬉しいわよね

できれば、この10倍くらいにしたいのですが、投資金額が
3,000万円を超えるので無理という結論に。。。(>_<)
配当金が出ると、つい嬉しくて「この投資は成功!」
って思いたくなるのですが、冷静に考えると微妙です。

なんでよ?

はい。論より証拠で、以下のグラフを見てください
これはコロナ・ショックを経ても絶好調のETFであるQQQと、
灯凪田テイルが投資しているVYMを比較したものです。

げっ!成長率が全然違うっ\(◎o◎)/!
そーなんです。
QQQに比べるとあまりにもVYMがへなちょこなので、
同じETFで人気が高いVOOも比較してみました。

それでも、QQQはぶっちぎり!
上昇率の違いの一つは、やはり配当金か

どーしてこんなに違うのよ?
考えられる要因の一つは、配当金です。
同じETF(上場型投信)で、配当金も年4回出る
QQQとVYMですが、配当と配当利回りは
結構 違います。
QQQ 配当金1.62 (配当利回り 0.67%)
VYM 配当金2.95 (配当利回り 3.79%)
VOO 配当金5.34 (配当利回り 1.09%) ※参考
配当利回りが一番いいのがVYMで、その次がVOO、
そしてQQQです。

やっぱり配当を出すと、伸びは鈍るのね?
構成セクターと上位銘柄も比較してみよう
おそらく、それだけではありません。
QQQの絶好調の理由は、他のブロガーさんも指摘している通り、
構成セクターと組入銘柄によると考えられます。
では、実際に見てみましょう。
まず、構成セクターです。
ご覧の通り、QQQは「情報技術」が68.62%と
50%以上を占めています。
これに対してVYMは、ヘルスケア、金融、消費財の
割合が高いです。
セクター以上に、明暗を分けたと思われるのが
構成銘柄です。上位10銘柄を比較してみました。
QQQは1位~3位のアップル、マイクロソフト、
グーグルで33%を超えています。
8位のアマゾンも加えると、36.12%に。

いまをときめくGAFAMのフェイスブックがないだけで、
グーグル(G)、アップル(A)、アマゾン(A)、
マイクロソフト(M)と最強の布陣。。。
VYMは高配当の企業として昔から知られる
ジョンソン&ジョンソンやJPモルガン、
AT&Tなどを網羅的に組み込んでいますが、
GAFAMの勢いが圧倒的だったということですね。
今後の投資方針
では、QQQとVYMの全体的な特徴を確認してみましょう。
世界規模の金融・経済情報を提供する「モーニングスター」
の銘柄比較サイトで最新の情報を調べてみました。
目立つ違いは、QQQがナスダック100銘柄に連動した
投資成果を目指しているのに対して、VYMは
FTSEハイディビデント・イールド・インデックスだということ。
(因みにVOOはS&P500で三者三様です)
またQQQは大型グロース株、VYMは大型バリュー株
で構成されています。
信託報酬はQQQが0.20%で、VYMの0.06%の倍以上です。

信託報酬はバカにならないけど、
それを考慮してもQQQの上昇率は魅力的ね

モーニングスターレーディング(星による評価)は
どちらも5つ星の最高評価です
投資資金に余裕があれば、QQQとVYMに
同額投資して動向を見たいところですが、
灯凪田テイルはQQQを保有していません。
現在、ドルは107円台でまだ高値の感覚です。
できれば105円以下でドル転したいですが、
可能かどうか。。。(コロナショックのときは101円台まで急落)
しばらく様子を見ながら、じっくり迷おうと思います。
VYMで配当重視(インカムゲイン狙い)か
QQQを加えて成長に投資(キャピタルゲイン狙い)か。
またリアルタイムで、ご報告しますね、(*´▽`*)
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こんな時代だから、もう一度英語のスキル!