
投資をする人にとっては、失敗しないことはもちろん
投資実績ほど信じられるものはないわよね

数字は嘘をつかないし、結果を出している人の
方法は誰だって知りたいものね
資産運用の世界で長い間、畏敬の念を持って知られる
存在をご存知でしょうか?
それが驚異の実績を誇る「エンダウメント(大学財団)」です。
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運用規模2兆円超え、エンダウメントの双璧
「エンダウメント」とは、「非営利団体の業務運営のために
寄付金で設立された財団」のことです。
つまり今回取り上げる「エンダウメント」は、
アイビーリーグの名門イェール大学とハーバード大学の
莫大な資産を運用している財団なのです。
これらの財団は、世界中から有能な教授・研究者・学生に
魅力的な環境や待遇を用意するために、その財源となる資産を
強化拡充していくことが使命です。
実際に名門大学のエンダウメントに恥じない、
2兆円を超える規模の資産を運用し、過去20年にわたり
年平均10%を超えるリターンを叩きだしています。
各大学の運用実績はホームページで開示されていますが、
イェール大学のエンダウメントは、1994年からの20年間で
年平均13.9%のリターンをあげています。
資産規模は2014年度末で239億ドル(2兆7000億円)、
日本で最大規模とされる慶応大学が480億円(平成25年度)、
東京大学が100億円(平成27年度)ですから、
いかに巨額の資産を運用しているかがわかります。
なぜ、巨額の資産運用を成功させられるのか
エンダウメント投資戦略の基礎をつくったは、
1985年にウォール街を離れてイェール大学の運用業務に
携わったデイビット・スウェンセンだと言われています。
そのスウェンセンが掲げた運用方針は、以下の4つです。
1) 長期で投資する
2) 分散投資を徹底する
3) オルタナティブ投資を積極的に活用する
4) 外部の優秀な運用会社を選んで個別の運用は任せる
1)と2)に関しては、投資初心者も押さえておきたい基本ですね。
「長期投資」は複利の効果が期待できるし、
「分散投資」はリスクを抑える意味でも欠かせません。
では、3)の「オルタナティブ投資」とは何でしょう?
「オルタナティブ投資」は、ヘッジファンドやベンチャー&キャピタル投資、
不動産や美術品などへの投資のことです。
エンダウメントの特徴は、この「オルタナティブ投資」の配分が
とても大きいことです。
これまでは米国でも機関投資家による運用は
株式60%、債券40%が一般的でした。
でもエンダウメントのポートフォリオは、
株式・債券がわずか10%程度というリスクを取った投資法です。
そしてこのリスクの高い投資を、
4)の優秀な運用会社に任せているのですね。
この「優秀な運用会社」というのは、
日本の一般的証券会社とは違うので注意が必要です。
山崎元先生が以下のご著書で書いているように、
日本の証券会社にはいわゆるノルマがあるので、
自分の成績が上がる商品をすすめます。

言われるがままに提案された投資商品に投資するのは
NGですからね
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個人の投資家ができること
ハーバード大学やイェール大学の投資法は
確かに魅力的ですが、個人の投資家とくに
投資初心者にはハードルが高いです。
マネできるとしたら、やはり
「長期投資」「分散投資」です。
そして自分のリスク許容度に合わせて
ちょっと冒険してみるくらいでしょうか。
灯凪田テイルもJ-REITの「いちごホテル」は
ちょっとした冒険です。
いっときは株価が上昇していましたが、
新型コロナウィルスの影響で下落していしまいました。
その報告は、以下でしています。

話は変わりますが、このエンダウメントの投資戦略を取り入れた
デイビット・スウェンセン(現在イェール大学財団基金運用責任者)
が序文を書いている本があります。
著者は「ウォール街のランダム・ウォーカー」のバートン・マルキールと、
「敗者のゲーム」のチャールズ・エリス。
この2冊は投資の世界ではとても有名な名著です。
チャールズ・エリスはイェール大学大学院で
上級運用理論を教えてきた人でもあります。
この本の中で、ふたりの投資の賢人がすすめているのが
「インデックス・ファンド」です。
やはり個人の投資家は、この手法を守るのが良策だと思います。
この本の提案する5か条を最後に書いておきますね。
1) 若いうちから貯蓄を始め、続けること
2) 会社や国の制度を有効活用すること
3) 「インでxtルクス・ファンド」で分散投資
4) 年に1度、資産配分を見直す
5) 自分の決めた投資方法を守り、市場の動きは気にしない
つまり投資できるお金を貯め、iDeCoやNISAを活用し、
若いうちから長期投資で、インデックス・ファンドで分散投資し、
年に一度はリバランスを考え、短期の株価の動きに一喜一憂しない…
ということでしょうか。
この本で取り上げているアメリカと日本の投資商品が
少し違うのですが、考え方は上記の通りなので、
興味のある方は読んでみてくださいね。(*´ω`*)
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