先の以下の記事では米国ETF10銘柄を一覧表で比較しましたが、
さらに「高配当」「人気」「債券型」に分類して
深堀りしていこうと思います。

その第1弾は、高配当の3銘柄VYM・HDV・SPYDを
取り上げて比較したこちらの記事。

で、今回は様々な投資家のお話や投資ブロガーの記事に
取り上げられることの多い5銘柄を
わかりやすく比較してみますね。(*´ω`*)

こうやって一覧形式にすると、
個別で見るよりそれそれの特徴がわかりやすいゎね

そう言ってもらえると、がんばって表など
つくった甲斐がありますっ(´;ω;`)ウッレシイ…
人気5銘柄の特徴を比較
特徴的な部分を赤字にしてみました。
ETFとしての歴史は、SPYが一番長いんですね。
最も分散が効いているのが全世界と
8,000を超える銘柄に投資しているVTですね。
信託報酬が低いのはVTIとVOOですが、
僅差と言える範囲な?と思っています。
分配利回りはVTに軍配、収益の成長率はVTIがトップです。
では、次にトータルリターンを見てみましょう。
人気銘柄トータルリターン比較
トータルリターンとは
一定期間に投資商品への投資から得られる総合収益。
キャピタルゲイン(譲渡益)+インカムゲイン(再投資分配金)。
分配金を「全て」再投資したという仮説のもと、「分配金込みの」
騰落率を年率で表している。
※バンガード社「銘柄比較ツール」使用
こうして並べてみると、どの銘柄も初年度と1年目は
総合収益が高いんですね。
で、徐々に下がってくるわけですが、
その中でもVOOは健闘していますね。
この辺が人気なのでしょうか。。。
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セクターと上位10銘柄比較
各銘柄別に、セクター(業種等のグループ)を見てみましょう。
※バンガード社「銘柄比較ツール」使用
いずれも「金融」「ヘルスケア」「テクノロジー」の割合が
若干高く、ほかは各セクターにまんべんなく分散されています。
次は、各銘柄の上位10社の比較です。
※バンガード社「銘柄比較ツール」使用
実はちょっと驚いたのですが、順位は違っても
構成銘柄はほぼ同じという結果です。
全世界に投資するVTですら、アリババを除けば一緒。。。。

世界的に見ても、アメリカの強さは破格ってことね

上位10銘柄が全体に占める割合が少し違うけど、
上位はアメリカの有名大企業ばかり。圧倒されるわね
因みに、この5銘柄の分配金は年4回、3,6,9,12月で一緒です。

結局、どれを選べばいいの?

もう、どれでもお好きなものをって感じ。。。(´-`*)
とくに大きな特徴の差は感じられず、
たとえば、いま投資しているのがS&P500に連動するものなら、
「全世界」に投資するVTや「全米」に投資するVTI。
逆に投資の神様ウォーレン・バフェットも推奨するS&P500を
まだ保有していないなら、VOO、SPY、IVVを組み込んでみるとか。。。
S&P500とは
米国株式市場の動向を示す株式指数の一つ。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーによって算出される、時価総額をベースにした指数。工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成され、採用銘柄は約40業種。ニューヨーク市場の時価総額の約70%をカバー。
ただし、株価のチャートを見るとちょっと差が出ます。
赤い囲みがリーマンショック時です。
VT・VTI・VOO・IVV・SPYの5銘柄と
高配当株のVYMを比較してみました。
VOO・IVV・SPYの株価上昇率は凄いですね。
VTはこの4銘柄と比べて分配金率が良いせいか、
差をつけられていますね。
そう考えると、高配当のVYMは健闘していると思います。
灯凪田テイルは何度もご紹介していますが、
投資信託で楽天VTI、バンガード社のeMAXIS Slimシリーズで
S&P500に連動する銘柄を保有しています。
実際の値動きやリターンが気になる方は、あけっぴろげに公開している
運用実績を参照してくださいね。(^_-)-☆